美しい後ろ姿の決め手となるヒップラインですが、ハリのあるお尻をキープするためにおすすめなのが、ヨガです。ヨガは全身の姿勢改善に効果的なため、ヒップアップはもちろん、健康的で美しいボディラインへと導いてくれます。
本記事では、なぜお尻がたるむのか、ヨガがヒップアップに効果的な理由と、ヒップアップにおすすめのヨガポーズを5つご紹介します。
そもそもお尻はなぜたるむ?
お尻がたるむ主な原因は2つ、筋肉不足・脂肪過多によるたるみと、不良姿勢により骨格が歪むことで起こるたるみです。それぞれ、お尻のたるみ方・改善のアプローチが異なるため、自分のお尻の状態を良く把握した上で、効果的なヨガポーズをとりいれ、ヒップアップを目指しましょう。
筋肉不足・脂肪過多によるたるみ
運動不足によりお尻の筋肉が衰える、または肥満により脂肪がつきすぎると、お尻のお肉が重力に負け、下方向に垂れるようにたるみます。
また、デスクワークなど、座りっぱなしの姿勢が長い人にも多い「垂れ尻」。座り姿勢が長く続くと、太ももの筋肉が弱まり、下からお尻を支えることが出来なくなることで、お尻が垂れ、たるみが起こります。
不良姿勢によるたるみ
不良姿勢で起りやすいたるみは、お尻の膨らみが少なく、のっぺりとした「扁平尻」と、横から見た時に、お尻が大きく突き出す「出尻」です。扁平尻は、骨盤が後ろに傾いた、猫背の方に多いたるみ方で、お尻にボリュームがないだけでなく、下腹が突き出た状態であるため、ポッコリおなかも目立ちます。
一方、出尻は骨盤が前方向に傾いた、反り腰の方に多いたるみ方です。お尻にボリュームがありすぎるだけでなく、腰椎に負担がかかる姿勢のため、腰痛を起こしやすい特徴もあります。
ヨガはヒップアップに効果的?
ヨガにはお尻周りの筋肉を鍛え、姿勢を改善するポーズ(アーサナ)がたくさんあります。「垂れ尻」「扁平尻」「出尻」、それぞれに効果的なポーズを上手にチョイスすることで、どのたるみも効果的に改善することができます。
大殿筋を鍛えてヒップアップ!
「垂れ尻」に効果的な対策は、お尻の大きな筋肉「大殿筋」を鍛える事です。大殿筋は、股関節を伸展させる筋肉で、例えば脚を後ろに引くときなどに使われます。お尻にはたくさんの筋肉が集まっていますが、その中でも大殿筋は、皮膚の表層にある最も大きな筋肉です。
大殿筋を鍛えると、ヒップトップが持ち上がり、プリっとした若々しいヒップラインへと変化していきます。ヨガには、垂れ尻対策として効果的な、大殿筋を強く使うポーズがたくさんあるため、上手にチョイスしましょう。
姿勢を改善してヒップアップ!
不良姿勢が原因であることが多い「扁平尻」「出尻」の対策としては、身体の柔軟性を高め、筋肉バランスを整える事がとても重要です。
ヨガは、股関節周りの筋肉はもちろん、全身の柔軟性を高め、また普段鍛えにくい筋肉を鍛えることができます。姿勢が整い、骨格・お尻の傾きが改善されるため、本来の健康的なヒップラインを取り戻すことが出来ます。
ヒップアップにおすすめのヨガポーズ
では、ヒップアップにおすすめのヨガポーズを5つご紹介します。
「垂れ尻」「出尻」に!セツバンダーサナ(橋のポーズ)
「垂れ尻」「扁平尻」「出尻」に!エーカパーダ・アド・ムカ・シュヴァーナーサナ(一本足の下向きの犬のポーズ)
「出尻」に!アンジャネアーサナ(三日月のポーズ)
「扁平尻」に!プラサーリタ・パードッタナーサナ(ピラミッドのポーズ)
「扁平尻」に!スチランドラーサナ(針穴のポーズ)
まとめ
ヒップラインを美しく保ち、若々しい後ろ姿を作り出すことのできるヨガ。身体の柔軟性が高まることで、姿勢が整い、血行もよくなるため、ヒップだけでなく様々な若見え効果が期待できます。健康的で美しいボディラインを手に入れるために、ヨガを上手に取り入れてみましょう。
東京都を中心に活動するIHTA認定ヨガインストラクター。会社員としての経験を持ち、自身の健康を意識することからヨガを始める。身体だけでなく、心も健康にするヨガの魅力を知り、この魅力を広く伝えたいという思いからヨガインストラクターに転身。マインドを明るくするような朝ヨガ・リフレッシュ効果の高いフロー感のあるヨガを得意とする。